産鉄記事や石棺用材の発見譚、古代船「速鳥(はやとり)」の造船記事などが記録された『播磨国風土記』の時代には、須恵器生産、製鉄、竜山石加工、造船といった古代の先端産業が生まれ育っています。こうした生産活動には「山直(やまのあたい)」「石作連(いしつくりのむらじ)」「船木連(ふなきのむらじ)」など、播磨在住の有力氏族が深く結びついていました。
※これらは、「風土記1300年記念特別展『播磨国風土記』―神・人・山・海―」において、兵庫県立考古博物館及び兵庫県立考古博物館ボランティアの共同制作によりパネル展示されたものです。